デジタル環境の成熟、働き方改革、SDGs、
経営環境の大きな変化で、採用活動も変化を迫られています。
その変化が、コロナウイルスの流行で一気に可視化、
高速化した2020-2021年。
採用担当者1000名のリアルなデータや声と共に、
これからの採用活動のヒントを考えてみませんか。
「採用活動の実態調査2021」
調査機関:2021/4/12-15
調査対象:20-90代男女・採用担当者1094名
調査元:Thinkings株式会社
オンライン面接にも苦闘。
直近3年で経営環境や働き方が見直されるなか、採用担当者1094名のうち490名が新たに採用ツールを導入したと回答。
「求人媒体」「オンライン面接ツール」「適性検査・web検査ツール」が10%を超えた。しかし採用ツールを導入した結果、本来採用強化・業務効率化されるはずにも関わらず、36.7%の採用担当者が「とても忙しくなった」「すこし忙しくなった」と回答した。
さらに、新たに採用ツールを導入した回答者の67.5%が、採用した人材の質について直近3年で「変わらない」「少し低下した」「大きく低下した」「わからない」と回答。
オンライン面接でも「本質が見抜けなくなった」と苦戦する意見が半数以上を占めた。
採用強化・業務効率化のために新たな採用ツールを導入したにも関わらず、採用担当者は忙しくなり、採用人材の質が確実に向上した企業は限定的であることがわかる。
経営方針、事業、働き方・企業文化のそれぞれについて、あてはまるものを教えてください。(複数回答可)
(n=1094)
❶経営方針が見直された
❷全社規模の組織変革が行われた
❸大規模な人員削減が行われた
❹新たな企業・パートナーとの
アライアンスが結ばれた
❺コロナウイルス関連部署が新設された
❻DX(デジタルトランスフォーメーション)
関連部署が新設された
❶事業の大規模なリニューアルが行われた
❷これまでの事業モデルの見直しを始めた
❸新たな事業が立ち上がった
❹注力すべき事業の取捨選択が行われた
❺オンライン型のモデルに対応した
❶リモートワークが導入された
❷新たなワークツールが導入された
❸1人あたりの業務領域が広がった
❹副業する従業員が増えた
❺新たな社内制度(福利厚生・
社員サポートなど)がつくられた
❻オフィスが移転した
❼オフィスが縮小・撤退した
応募者獲得ツール、選考ツールそれぞれについて、あてはまるものを教えてください。(複数回答可)
(n=1094)
❶求人媒体
❷リファラルツール
❸スカウトツール
❹オウンドメディア
❺SNS
❻その他
❶適性検査・WEB検査ツール
❷オンライン面接ツール
❸チャットコミュニケーションツール
❹オンラインセミナーツール
❺リファレンスチェックツール
❻採用管理システム
❼その他
(n=490)
とても忙しくなった5.3%
少し忙しくなった31.4%
変わらない52.7%
少し時間に余裕ができた9.8%
とても時間に余裕ができた0.8%
(n=490)
大きく向上した3.9%
少し向上した28.6%
変化していない48.4%
少し低下した16.1%
大きく低下した1.2%
わからない1.8%
(n=194)
❶オンライン面接によって、面接対応の回数が増えた
❷オンライン面接によって、応募者が増えた
❸オンライン面接によって、面接時間が短縮された
❹オンライン面接によって、自社とマッチする
人材の見極めが難しくなった
❺オンライン面接によって、
応募者のホンネや本質が見抜けなくなった
「改善したくても何をしたらよいかわからない」の声まで
採用担当者のうち47.6%が採用活動に「とても不安と感じる」「まあまあ不安と感じる」と回答。コロナをはじめとした激変する社会環境に伴う対応に困惑する声が目立った。その他、応募者側の変化に関する不安や社内とのコンセンサス不足を指摘する声も一定数見られた。
さらに現状の採用活動に「改善の余地がある」と感じると回答した採用担当者は60.3%にまで及んだ。採用要件の改善や採用ノウハウのナレッジ化を求める声が多く寄せられる一方で、改善したいが「何をしてよいかわからない」「思い浮かばない」という率直な意見も少なくない。
(n=1094)
とても不安と感じる9.7%
まあまあ不安と感じる37.9%
どちらでもない33.9%
あまり不安を感じない11.7%
まったく不安を感じない6.8%
変化が大きい環境の中で自社の優位性を維持し続けるのが難しくなっている。
採用がオンラインによるリモート作業に進まざるをえず、対面と異なった対応テクニックが求められる。
コロナ禍のキャリアをどう評価するか未定。
採用活動の振り返りの内容と手順に不安を感じている。
また、振り返りの観点や手順が明確になっておらず効果的な振り返りができていない。加えて、例え観点や手順が明確であっても、データ集計・分析・資料作成などに時間がかかることや、改善点があるなどの実務面での課題も感じている。
新卒社員の獲得にいままでのような一律での募集方法に変化があり、中小企業においては大変苦しい状況になっている。
他社と同じ採用チャネルを活用した採用手法のため、自社の職種に特化した魅力ある採用手法が見当たらない。
母集団形成はできてもマッチングする人財採用をどれだけ出来るか不安。
自社のニーズに最適な人材を確保するための面接をはじめとする採用ツールの見直しが急がれている。
今の若者のマインドの変化についていけない。
人材がマッチしているか否かわからない。
優秀な人材の応募が増えているが、一方で内定辞退が増加している。
学生のレスポンスが悪くなっている。
採用チームと現場との、思いのすり合わせの難しさを感じる場面が増えている。入社後のギャップに直結する問題なので、対策を考えている。
経営者に振り回される。
社会変化に伴う対応に困惑する声が目立った。また、採用手法や応募者側の変化への不安を挙げる担当者も多い。
(n=1094)
とても感じる12.8%
まあまあ感じる47.5%
どちらでもない28.6%
あまり感じない7.1%
まったく感じない3.9%
ペルソナを迅速に明確化したい。
オールマイティを狙いがちだったがピンポイントの能力を持った人を採用していきたい。
自社のカルチャーに馴染むかどうか、常に疑問を感じながら内定を出している。
採用の効率化ではなく、質の高い応募者の拡大が喫緊の課題と考えている(量より質)。
応募者のスキルや能力だけでなく自社で活躍できる人材であるかの見極めが不足している。
誰が採用担当をしても一定値以上の成果を出せる仕組みをつくりたい。
採用年度ごとに新卒採用の振り返りを行い、取り組みの成果や課題を分析し、次年度以降の採用計画に活用しているが、採用担当者が何に注目して振り返りを実施しているかという現状や、振り返りを効率的に実施し次年度に活かすにはどうすべきなのか、多くの採用担当者が模索しており、その点の改善が必要だと思う。
これまでのデータを有効に活用したい。
オンライン面接において、対面時と同等の人材の見極めをできるようにしたい。
作業を省力化し、そこで浮いた分を面接そのものに使いたい。
採用に関わる業務全体を効率的に行い、単調な作業をこれまでよりも減少させる必要がある。
自社の求める適切な人材・人物像の把握や理解をしっかりと行い、採用担当全体と経営層で共有することが不足している。
入社後の状況を見据えた対応が出来ているか。入り口戦略だけでなく入社後の育成ややりがいの提供などまで図面を引いておく必要があると感じている。
効率化だけに注力するのではなく、とことん人物像を掘り下げられる工夫を施したい。
一受験者に応ずる面接官を一人増やすのか、若手の面接官を育成するのか、採用会議の質の向上を図るのか、常に必要な人材像をアップデートするのか、常に考えながら行動できるチームに体質改善したい。
具体的にはわからない。
忙しすぎて改善するゆとりがない。 あれば教えて欲しい。
採用要件や見極めの改善、採用ノウハウのナレッジ化を求める声が多数。具体的な改善策がわからないという声も目立った。
改善できない理由、大半が時間やリソース不足を指摘。
自社の採用活動の成否を問う設問について、改善の余地があると感じない(=採用がうまくいっている)採用担当者と比較すると、採用活動に改善の余地があると感じる(=採用がうまくいっていない)採用担当者は、やはり各項目の回答が軒並み低いポイントに至った。特に「自社カルチャーにマッチした人材が採用できている」と回答した採用担当者は、両者間で16.5%もの開きが見られた。カルチャーフィットの成否が採用の成否を分けていることがうかがえる。
また、「採用課題について社長・経営層と共有がしっかりできている」(14.7%差)「自社の求める人物像・人物要件をはっきりと定義できている」(14.4%差)「判断基準について採用担当者や面接官の間でズレを感じることはない」(13.8%差) 「求める人物像・人物要件に合わせて、最適な採用手法を実施できている」(11.9%差)「応募者一人ひとりとしっかりと向き合う採用活動が出来ていると感じる」(11.8%差) など、採用基準や採用手法における精度も、改善すべき強化ポイントになりそうだ。そして「改善したくても改善できない」理由としては、大半が「時間やリソース不足」を指摘する声が目立った。
自社の採用活動に改善の余地があると感じる(=採用がうまくいっていない)採用担当者と
自社の採用活動に改善の余地があると感じない(=採用がうまくいっている)採用担当者の
回答を比較しました。
❶全体
❷改善の余地がある
「とても感じる」「まあまあ感じる」
❸改善の余地がある
「あまり感じない」「まったく感じない」
❶全体
❷改善の余地がある
「とても感じる」「まあまあ感じる」
❸改善の余地がある
「あまり感じない」「まったく感じない」
❶全体
❷改善の余地がある
「とても感じる」「まあまあ感じる」
❸改善の余地がある
「あまり感じない」「まったく感じない」
❶全体
❷改善の余地がある
「とても感じる」「まあまあ感じる」
❸改善の余地がある
「あまり感じない」「まったく感じない」
❶全体
❷改善の余地がある
「とても感じる」「まあまあ感じる」
❸改善の余地がある
「あまり感じない」「まったく感じない」
❶全体
❷改善の余地がある
「とても感じる」「まあまあ感じる」
❸改善の余地がある
「あまり感じない」「まったく感じない」
❶全体
❷改善の余地がある
「とても感じる」「まあまあ感じる」
❸改善の余地がある
「あまり感じない」「まったく感じない」
❶全体
❷改善の余地がある
「とても感じる」「まあまあ感じる」
❸改善の余地がある
「あまり感じない」「まったく感じない」
❶全体
❷改善の余地がある
「とても感じる」「まあまあ感じる」
❸改善の余地がある
「あまり感じない」「まったく感じない」
❶全体
❷改善の余地がある
「とても感じる」「まあまあ感じる」
❸改善の余地がある
「あまり感じない」「まったく感じない」
❶全体
❷改善の余地がある
「とても感じる」「まあまあ感じる」
❸改善の余地がある
「あまり感じない」「まったく感じない」
❶全体
❷改善の余地がある
「とても感じる」「まあまあ感じる」
❸改善の余地がある
「あまり感じない」「まったく感じない」
❶全体
❷改善の余地がある
「とても感じる」「まあまあ感じる」
❸改善の余地がある
「あまり感じない」「まったく感じない」
❶全体
❷改善の余地がある
「とても感じる」「まあまあ感じる」
❸改善の余地がある
「あまり感じない」「まったく感じない」
❶全体
❷改善の余地がある
「とても感じる」「まあまあ感じる」
❸改善の余地がある
「あまり感じない」「まったく感じない」
❶全体
❷改善の余地がある
「とても感じる」「まあまあ感じる」
❸改善の余地がある
「あまり感じない」「まったく感じない」
❶全体
❷改善の余地がある
「とても感じる」「まあまあ感じる」
❸改善の余地がある
「あまり感じない」「まったく感じない」
予算がなかなか確保できない。
時間の余裕がない。
目の前の採用活動に追われ、立ち止まって考える時間がない。個人任せでは改善スピードが遅すぎるので組織として取り組む必要がある。
採用担当者が現場担当者を兼務しており、そちらの業務が忙しく、向上のための勉強会など時間が取れない。採用業務を評価軸にしっかりと組み込むことができない。
手が回らない、やり方がわからない。
マンパワー不足やITに対するリテラシーが低く、旧来の採用活動方法から脱却できない。
コロナウイルスの影響で、オンラインに頼るしかない。
オンライン面接に切り替えて、まだあまり時間が経過していないのでノウハウが蓄積できていない。
経営方針の諸施策への落とし込みと、各部署から方針への吸い上げが十分ではない。
経営者の理解が得られない。
改善できない理由として、採用担当者の時間や採用コストの確保が難しい点を挙げる声が多かった。
環境が変わりつつある採用現場で、約半数の担当者が採用活動における不安や改善の余地を感じている。経営層と密に連携しながら採用戦略を定め、自社ならではの採用基準を明確化できているか。それに合わせて、自社に最適な採用手法を取れているか。そして、スキルや能力だけにとらわれずカルチャーマッチも踏まえて応募者一人ひとりと向き合えているか。そうした採用戦略に沿った各施策の一つ一つを、丁寧に意図を持って設計することで「採用の解像度」を高めていくことが、自社の採用を成功させるキーとなっていくだろう。一方でそのための時間・リソース確保に悩む声も今回の調査で浮き彫りになった。
経営環境や働き方の大きな変化で、採用活動も変化を迫られている今。「採用の解像度」を上げる取り組みが、各社求められている。
デジタル環境の成熟、働き方改革、ESG。経営環境が大きく変化する中で、採用活動も変化を迫られています。その変化が、新型コロナウイルスの影響で一気に加速し、可視化された2020-2021年。この激動の時代において、採用活動の実態・採用担当者ののホンネをリサーチすることで、これからの採用活動のヒントを探りました。
今回リサーチの結果、採用担当者の2人に1人が、現状の採用活動に不安や改善の余地を感じている。そしてこの不安は年々加速しているように思います。また、応募チャネルの増加や通年採用の普及によって採用活動が多様化・複雑化するなか、時間やリソース、ノウハウ不足により、なかなか改善に取り組めない採用担当者が多い実態も浮き彫りになりました。
本当は多くの採用担当者が、自社ならではのビジョンやカルチャーを踏まえた採用基準や採用手法で、応募者一人ひとりと向き合いたい。しかし時間やリソースの問題でそれができない。これが採用現場の切実な課題です。
明確な意図を持って採用基準や採用手法を設計し、応募者一人ひとりにピントを合わせて丁寧に向き合えているか。これらの現状をまず認識し、採用の本質的な改善を行えるように、私たちsonarは、「採用の解像度」という新たな指標を提案します。採用担当者の煩雑な業務を効率化し、「採用の解像度」を上げていくことで、真のマッチングをサポートしたい。そんな想いで、採用管理システムをはじめとしたsonarブランドのプロダクト・サービスを提供しています。
採用担当者の方々が本来の価値ある仕事に向き合えることを、心から願っています。
Thinkings 株式会社
代表取締役社長
吉田 崇
あなたの企業では、本質的な採用業務に充分リソースを割けているでしょうか。
皆さまの活動を可視化できるように、採用における「解像度」のチェック項目をまとめました。
ぜひ一度、採用チーム間で項目を確認の上、今後のよりよい採用活動に役立ていただければと思います。
オンライン面接ツールの導入によって面接回数が増えたものの、マッチングの見極めが難しくなったと62.3%が回答。また59.2%が「応募者のホンネや本質が見抜けなくなった」と回答した。